どれだけ美人な人でも、どれだけきれいな人でも意外に気づいていないのが二の腕の太さです。見えているところは完璧なのに二の腕だけ残念な方は結構いらっしゃいます。ダイエットには成功したけど二の腕だけはなかなか痩せないとお悩みの人に朗報です。短期間ですっきりできる二の腕痩せの方法をご紹介します。
二の腕とは
二の腕とは腕の裏側を指します。表側は上腕二頭筋といって力こぶがある場所で、日常生活でもよく使う場所です。その筋肉の反対側にあるのが二の腕で上腕三頭筋と呼ばれているところです。あまり馴染みのない筋肉の名前ですが物を引っ張ったり押したりするときに使う筋肉です。綱引きが強い人は上腕三頭筋が発達しているといえます。
日常生活では物を引き上げたり物を抱えたりすることの方が多いのではないでしょうか。その時に使う筋肉は力こぶにもなる上腕二頭筋なのでいかに普段から使っていない筋肉かが分かっていただけたのではないでしょうか。
筋肉には他に役割がある
筋肉にはパワーを蓄えるだけでなく流れにくいリンパ管を刺激してリンパ液が動くのを助ける働きがあったり、血管を刺激して血流を助ける働きもあります。歩く事でふくらはぎの筋肉が動き足先の血液が体の上部に戻りやすくなるのと同じ原理です。筋肉をしっかり動かすことで血流を助けて血行を良くしてくれるのです。
一見二の腕にはそのような役割が無いように思いますが、女性にとって重要な役割があるのです。脇の下にはリンパ管のジャンクションがあり老廃物を流すために欠かせない器官があります。二の腕はそのリンパ管のジャンクションの近くにあるので筋肉がないとリンパ液がスムーズに流れません。リンパ管にはリンパ液があり老廃物を流す大きな役目があります。
リンパ液が滞ると老廃物が溜まります。溜まった老廃物は脂肪細胞と結合しセルライトになってしまいます。二の腕にセルライトができやすいのもこのためなのです。
二の腕を細くするためには
二の腕を細くするためには筋肉をつける事と老廃物を流すことがとても重要です。そのためにすべきこととはどういったことでしょうか。一般的なダイエットと同じように今の状況を変えるためには、今現在足りない事を行動する必要があります。
二の腕ダイエット~運動系~
二の腕は意識しないとすぐにたるんでしまう筋肉で特に20代後半から気になりだす部分でもあります。スマートな女性でも二の腕が太い方もいるのはこの為です。日常生活で使いづらい筋肉なので何もせずにいると途端に筋肉が脂肪へと変わります。しっかりと運動をして引き締めましょう。
二の腕ストレッチ
実は二の腕が凝っているかもしれません。しっかりストレッチしましょう。
- 両手を伸ばし手を交差させます。
- 手を交差させたまま手のひらを組みます。
- 手を組んだまま、腕を胸に近づけてきます。
- 組んだ手はそのままで手首を返し、腕や手がねじれた状態でできるだけ遠くに伸ばします。
二の腕が凝っている方はかなりきつい動作ですが仕事の間できるストレッチです。
二の腕トレーニングノーマル
難易度が低い二の腕トレーニングです。といっても短期間で効果を上げるためのトレーニングなので負荷は多少あります。
- 膝を曲げて体育座りのように座ります。その時手は後ろの床に付けますが、肩の真下にくる位置に置き指はしっかり開き体の方に向けておきます。
- お尻を軽く持ち上げ、腕と足で支えているような体勢になります。
- 肘を曲げ伸ばしして二の腕を鍛えますが深く曲げたり肘を伸ばし切らずにするのがポイントです。
- 1分間の間に肘を曲げ伸ばしします。10回終えたら曲げた状態でキープを10秒行い制限時間がくるまで同じ行動を続けます。
地味に二の腕にアプローチするトレーニングです。お尻を持ち上げられない人は最初持ち上げなくてもOKです。制限時間を徐々に伸ばしていけるようになってからお尻を持ち上げて行うようにしましょう。
二の腕トレーニングハード
負荷が強い二の腕トレーニングです。短期間で早く結果を出したいと思っている方はチャレンジしてはいかがでしょうか。
メニュー1
- 四つん這いになります。肩からまっすぐに下になるように手を床につけます。手をしっかり開き床に付けておきましょう。
- 背中が反らないように背中はまっすぐに意識し、お尻から肩まで真っすぐを意識して四つん這いになります。
- 膝から足の先を床から持ち上げ、膝と腕だけで体重を支えます。
- その状態から腕立て伏せをします。肘は完全に伸ばし切らず少し曲げた状態で腕立てをしましょう。
かなり強めのトレーニングなので自分ができる範囲での回数から始めましょう。
メニュー2
- うつ伏せに寝た状態で上体を起こします。足の甲は床に向けておきましょう
- 上体を起こすのですが、恥骨から頭の先まで床から離すように腕をしっかりと突っ張ります。この時の顔は斜め上を見ておきましょう。
- 息を吐きながらゆっくりとお腹から力を抜き床に体を落としていきます。脇を締めるような感覚で恥骨、お腹、胸、顔と順番にゆっくりとおろします。
- 体が床に付いた状態からまた2.の動作に戻ります。この繰り返しをすることで二の腕を効果的に鍛えられます。
ヨガのポーズでもあるこのトレーニングは呼吸を自然に行うようにしましょう。
二の腕ダイエット~食事系~
二の腕だけの食事ダイエットというのは正直不可能に近いです。食事でダイエットをするには、体全体のエネルギー量を減らして過剰なエネルギーを取り込まないということにほかなりません。過剰なエネルギーを体に取り込むと体は貯金してしまい大きな体になってしまうのです。
女性であれば一日の理想の摂取カロリー平均はおおよそ2000キロカロリーとされています。体重や身長、筋肉量で変わってきます。あくまでも平均値ですが、参考にしていきましょう。食事だけで痩せたい人は2000キロカロリーより少なめの1600〜1800キロカロリーに抑えて食事をしてみましょう。
一日1800キロカロリーということは一食当たり600キロカロリーに抑えると体に蓄えるエネルギー量はほとんどないといえます。しかし、筋肉量が全くないとなると話は別です。筋肉はエネルギーをよく消費する器官で1800キロカロリーを守っても体重が変わらないという方は筋肉量を増やしていく必要があります。
ダイエット中で一番必要な栄養素は「タンパク質」「ミネラル」「食物繊維」「ビタミン」この4つです。健康に体を動かすための栄養素をバランスよく取っていきましょう。
二の腕ダイエット~エステ系~
短期間でほっそりさせるにはやはりエステが一番有効です。二の腕にはセルライトができやすいとご紹介しました。セルライトは筋肉を作ったり食事ではなくなりません。脂肪細胞と老廃物でできた結合体はしっかりとくっついていてなかなか離れにくい性質を持っています。セルライトをなくすことで筋肉も付きやすくさらにほっそりと痩せることが期待できます。
エステでは脂肪細胞と老廃物を引きはがす技術や施術があるのでプロのマッサージですとセルライトをとってくれます。エステで先にセルライトをとっておき、自宅で継続して食事とトレーニングをするという選択肢もできるわけです。
しかもエステでの二の腕マッサージは即効性があるので明日までにどうしてもという時間がない人には特におすすめです。セルライトだけでなくむくみもしっかりと流してくれるので二の腕はかなりすっきりします。時間がない方やセルライトが取れないという人におすすめです。体験コースだと割安なサロンもあるので体験コースだけでもいいのではないでしょうか。
プロに任せる
どうしても自分で痩せないという時はプロに任せてもいいのではないでしょうか。エステサロンなどは体の仕組みを知ったエステティシャンがいますし、うまく痩せるコツなどを教えてもらうのもおすすめです。
昔とは違う今の体もメンテナンス次第で若々しくいられるので二の腕だけではなく体全体の健康にも気を使いたいところです。