多くの人が悩む二の腕のたるみはどのように解消すれば良いのでしょうか。二の腕痩せのためにジムに行くメリットやジムで行いたいトレーニングについてご紹介いたします。

たるみが起こる理由

二の腕は体の中でもたるみやすい部分の一つです。二の腕のたるみが気になってきたら、まずはたるむ理由を確認しておきましょう。

上腕三頭筋の筋力低下

「二の腕」と呼ばれる部分には上腕三頭筋があります。ここが鍛えられているとたるみは目立ちませんが、筋力が低下すると二の腕がたるんで「振り袖」と例えられるような状態になってしまうのです。

では、どうして上腕三頭筋の筋力は低下してしまうのでしょうか。

上腕三頭筋の筋力が低下するのは、日常生活で上腕三頭筋がほとんど使われないためです。上腕三頭筋は肘を伸ばしたり、腕を上げたりするときに使われます。しかし、日常生活において、力をかけてこれらの動作を行うことは少ないです。

腕を曲げたときにできる力こぶを作っている上腕二頭筋はものを持ち上げたり、ドアを引いたりするときに負荷がかかります。

一方、上腕三頭筋はあまり使われないので発達しにくいです。したがって、上腕三頭筋は意識的に鍛えなければ、次第に筋力が低下していきます。

筋肉には脂肪を支える役割があるため、上腕三頭筋の筋力が低下すると、二の腕の周りに付いている脂肪が支えられなくなってたるみが出てしまうのです。

猫背

仕事やスマホの操作で猫背になっている人は二の腕がたるみやすいです。猫背になると、肩甲骨が開いて背中の筋肉が緩みます。すると、背中の筋肉とつながる上腕三頭筋も十分に使われなくなり、二の腕がたるんでしまうのです。

老廃物の蓄積

筋肉は脂肪を支えたり、体を動かしたりするほかに、リンパの流れを促進するポンプの役割も担っています。上腕三頭筋が衰え、リンパを流すポンプの機能が低下すると、老廃物が溜まってむくみが引き起こされます。二の腕がむくむと、重くなった皮膚がたるんで太っているように見えることが多いです。

また、老廃物が蓄積されると、基礎代謝が低下して脂肪も蓄積されます。脂肪が増えれば、上腕三頭筋が重くなった脂肪を支えられずにたるみが生じてしまうでしょう。

ジムに行くメリット

たるんだ二の腕を引き締めるためにジムへ行く人は多いです。しかし、ジムでのトレーニングは自宅でのトレーニングと比べてお金がかかります。では、ジムで二の腕をシェイプアップすることのメリットは何なのでしょうか。

効果的二の腕を鍛えられる

自宅でのトレーニングでは、二の腕にピンポイントの負荷をかけるのが難しいです。そのため、二の腕だけを引き締めたいときでも、広範囲を鍛えるトレーニングを行わなければなりません。広範囲を鍛えるトレーニングは全身をシェイプアップしたいときに有効ですが、一部のみを引き締めたいときには効率が悪いです。他方、ジムに行くと数々の器具が揃っており、二の腕だけをピンポイントで鍛えることもできます

ピンポイントで鍛えると、体に疲労が蓄積されにくいため、運動できる時間が延びて短時間で二の腕を引き締められるようになります。

重い負荷をかけられる

普段運動をしていない人は自宅でできるトレーニングでも、効果があると感じられます。しかし、運動をする習慣がある人や二の腕のトレーニングに慣れてきた人は、自宅のトレーニングでは負荷が小さいと感じることも多いです。

ジムはさまざまなレベルの人に対応できるように器具が設置されているので、トレーニングに慣れたら重い負荷をかけてさらにトレーニングを頑張れることもメリットです。重い負荷をかけてトレーニングができるようになると、達成感も味わえるでしょう。

トレーナーから専門のアドバイスをもらえる

トレーニングは正しい方法で行わなければ効果を期待できません。間違えた方法でトレーニングを続けていると、筋肉がダメージを受けてしまう恐れも。そのため、自宅でトレーニングを行うときは正しい情報を収集する必要があります。他方、ジムに行くと、自分で情報を集めなくてもトレーナーから適切なアドバイスをもらえます

器具の使い方や日々のトレーニング、食生活などについてアドバイスを参考にすると、効率的に二の腕痩せを実現できるでしょう。

ジムでやっておきたいこと

二の腕を鍛えるためにジムに行く人は、チェストプレスを使ったトレーニングを行うのがおすすめです。

チェストアップ

チェストプレスは座った状態でグリップを掴み、グリップを押したり引いたりして上腕二頭筋や大胸筋を鍛える器具です。簡単にできるので、運動不足の女性でも始めやすく、ピンポイントで鍛えられるため、短時間で二の腕痩せを期待できるでしょう。

やり方

  1. 背中を90度に起こし、頭を器具に付けずに座ります。
  2. グリップを握ります。
  3. 脇を締めて息を吐きながらバーを押します。
  4. 息を吸いながらバーを引きます。
  5. 10回×5セットを目標に繰り返します。

エステでも二の腕痩せできる

ジムで二の腕のトレーニングをするのも良いですが、体を動かすのが苦手な人はエステで二の腕痩せを目指すのもおすすめです。エステではリンパマッサージによってむくみや老廃物の蓄積を改善したり、筋肉を動かすパッドを二の腕に当てて脂肪の燃焼を促進したりします。

自分では鍛えたり、マッサージしたりするのが難しい場所も刺激してくれるので、定期的にエステに通うと、効率的に二の腕痩せを目指せるでしょう。

まとめ

二の腕にある上腕三頭筋は日常生活で使われる機会が少ないため、筋力が落ちやすく、たるみにつながりやすいです。上腕三頭筋の筋力が低下して二の腕がたるんでいるときは、ジムやエステに通い、効率的に引き締まった二の腕を目指しましょう。