薄着の季節が近づくと気になるのが二の腕でしょう。若い頃はそこまで気にならなかったのに、年齢と共に振袖のように脂肪がたれてきてだらしなく見えてきます。またセルライトが目立って格好悪いと感じている方も多いのではないでしょうか。

スッキリ二の腕を目指している全ての女性のために、いろいろ試しても二の腕が細くならない理由とそれを実現するための選りすぐりの方法をお届けします。

細くならないのはなぜ?

雑誌でも特集が組まれたりネットでもさまざまな二の腕対策があふれています。にもかかわらず、それらを試しても一向に二の腕は細くならない・・・

これは二の腕対策は原因別に行う必要があるからです。そこでまずは二の腕が太くなる3つの原因から見ていきましょう。

1.むくみが原因

1つ目はむくみが原因となるケースです。むくみは全身に起こり、水分が皮膚の下に滞っている状態です。全体的に見るとそこまで太ってもいないのに、二の腕が気になるという方や冷えが気になる方は、むくみが原因の可能性大です。つまり女性の二の腕(力こぶの反対側)は、あまり使われないことから水分が滞りやすくリンパの流れも悪くなり、むくみが生まれるのです。

2.セルライトが原因

2つ目は女性を悩ますセルライトが原因となるケースです。セルライトは脂肪細胞であり、代謝が悪くなり血行不良になることが引き金となります。上記のむくみと似ていますが、こちらは老廃物が溜まることで視覚的に皮膚の表面に凹凸ができてしまう状態です。

3.脂肪が原因

3つ目はズバリ脂肪によって起こる皮膚のたるみが原因となるケースです。二の腕は筋肉がある程度あればスッキリ見えるものです。私は力こぶもないから無理・・・と思う方もいるかもしれませんが、大切なのは力こぶではなく反対側の上腕三頭筋という筋肉です。

力こぶの上腕二頭筋は物を持ち上げるなど日常生活で無意識に使用している筋肉なのであまり衰えることはありません。一方、上腕三頭筋は肘を伸ばす筋肉なので敢えて鍛えないと低下する一方です。つまり使われないことでどんどんと二の腕の筋肉は衰え、皮膚自体がたるみ、みっともない振袖ができあがってしまうという訳です。

理由に合わせた対処法

二の腕が細くなりにくいのは理由別の対処が必要だという事は前述した通りです。次に具体的な対処法をご紹介しましょう。

1.むくみを解消させるリンパマッサージ

むくみが原因の場合、リンパを流し水分を滞らなくさせることが最も効果的です。リンパマッサージはリンパが集中している部位を押さえることが効果をあげるポイントです。二の腕の場合は、脇の下にあるリンパが重要ですよ。では早速やりかたをご確認ください。

  1. 反対側の手の親指と人差し指で二の腕をすっぽり包みます。二の腕に密着させることが大事です。
  2. 肘から脇に向けてほぐすようにマッサージします。お肉をつまむイメージで5回程度します。
  3. 反対側の手首をしっかりつかみ、脇に向かってリンパを押し流します。
  4. 腕を持ち上げ、脇の下のリンパを4本の指で、グッーと3回程度押します。

ちなみにむくみとセルライトはどちらも血行不良や冷えが影響していますので、こちらの方法で両方に対応ができますよ。

2.筋トレで二の腕シェイプアップ

脂肪が原因の二の腕対策は筋トレが必須となります。動画タイトルに腕立て伏せとありますが女性でも簡単にできるますので心配は不要ですよ。では以下をご覧ください。

  1. 腕立て伏せのポジションをとります。つま先を立て、左右の手は肩幅にひらきます。
  2. 肘をゆっくり曲げて、二の腕を意識しながらゆっくり伸ばします。

ポイントをいくつかご紹介しますね。

・ポジショニングの際に手で三角を作ること
→二の腕が外側に向くことで、正しい筋トレになります

・ポジショニングの状態からお尻は上がらないように
→鍛えられる場所が、二の腕ではなくなってきます

回数は20回を目安に行ってください。もしつま先を立てるポジショニングがキツイという方は、動画のように膝を立てるとやりやすくなりますよ。慣れてきてもう少し負荷が欲しい時は、肘を伸ばしきらずに曲げていくとより効果的です。

グッズも使おう!

二の腕にはグッズを使用する鍛え方もあります。もっとも一般的なのはダンベルですが、中身の入ったペットボトルでも同じ効果が得られます。空のペットボトルにお水を入れ、量を調整することで負荷も変えられるので非常に便利ですよ。

  1. 肩幅に足を開き膝を曲げ、片手に 500mlペットボトルの中心部分を持ちます。反対の手を同側の膝に置くことで安定します。
  2. 肘を後に伸ばしきりながら息を吐き、戻しながら息を吸います。
  3. 左右20回を目安に行いましょう。

これらの方法を試してみてもなかなか二の腕がすっきりしない、もう少し効果をあげたいという場合はエステに通うという選択肢もあります。プロの力を借りることで、自宅ケアの足りない部分を補ったり、情報をもらえるのはお得だと思います。